8月頭の土日に東京で行われた、日本珠算連盟主催の珠算指導者養成講習会に、
委員として参加してきました。
講習会を開催するにあたって、何度かzoomで会議を重ね、当日を迎えました。
この講習会は、これから珠算塾を開塾しようと考えている方を対象に、
・開塾するにあたって必要なこと、準備物や心構え
・暗算力、速算力につながる初歩指導と、生徒がつまづきやすいポイントの解説
・検定だけでなく競技大会を活用した指導
・読上算、読上暗算、フラッシュ暗算を活用した指導法
等々…
「計算器具としてのそろばん」ではなく、
実生活・勉強に役立つ計算力、とりわけ暗算力につながる指導や、
早期上達のエッセンスをふんだんに取り入れた、
令和の珠算教室に必要な、社会が求めている最先端の珠算指導についてでした。
私自身も開塾前から勉強し、どの内容も、当教室でも大いに有効活用させていただき、実践していますが、
角度の違った視点での活用の仕方や新たな発見があり、勉強になりました。
そろばんには色んな算法、指導法があります。
しかし、昔ながらのやり方や算法では、なかなか暗算力に直結し辛く、
指導者側も勉強が必要です。
私もいまだに、たくさんの先生たちと意見交換しながら日々勉強していますし、
今回の運営委員同士でも、お互いに有意義な意見交換ができました♪
また、技術的なことだけではなく、
・ティーチング(教える側がそのまま知識を伝える)と
コーチング(直接答を言わずに、ヒントを与えながら答えを引き出す、導き出させる)
の違いといったことや、生徒のやる気を引き出す言葉がけ等々…
珠算指導者としてだけでなく、教育者としての在り方にまで踏み込んだテーマの講義もありました。
ティーチングでは、教える側がすぐに答を教えてしまうので、
自分で考えることができずに指示待ち人間となりがちですが、
コーチング指導をすることで、自分で考えて行動することを促し、
自ら目標を持って課題に取組むことができるようになります。
当教室でも、直接的に答を言わずに、
必ず生徒に考えさせて自分で答を導き出すようにしており、
どんな失敗をして、次はどうしたらいいのか、
短期の目標と、中長期の目標とを生徒と共に考え設定するようにしてますが、
それをコーチングとは知らずに実践しており、
改めて話を聞くことができ良い勉強となりました。
委員側として参加した私も、今回の講習会でヒントや引き出しをいただき、
今後の授業に活かせる部分が多々ありましたので、
日々の授業に取り入れていきたいと思います。